赤外線カットからカラーコントロールまで、多彩なフィルターオプション
標準構成として赤外線カットフィルター(近赤外線反射ミラー)を装着し、高温領域の放射を抑える設計を採用しています。
一方で、近赤外線域(NIR)を活かした検査や応用を行いたい場合は、ダイクロイックミラーの仕様変更やフィルターの取り外し・交換に対応可能です。
また、カラーフィルターを用いた波長選択・色温度補正を行う際には、フィルター破損を防ぐための特別仕様のホルダー加工を提案しており、過酷な照射条件でもフィルターを長期的に使用できるよう設計されています。
特長
赤外線カットフィルターで熱負荷を低減
標準仕様では赤外線カットフィルターを装着し、ダイクロイックミラーとの併用により可視光中心の照明を実現。対象物や装置内部の温度上昇を最小限に抑え、熱に敏感な検査・計測にも対応しやすい点が大きなメリットです。近赤外線が不要な多くのFA照明・検査シーンではこの構成が推奨されます。
カラーフィルターによる波長調整・演色性強化
検査対象や演出効果に応じて特定波長を選択、または色温度を調整したい場合は、カラーフィルターを組み込み可能なタイプのランプホルダーを用意しています。標準ホルダーでは高熱によるフィルター割れが起きる場合がありますが、摺割を設けた専用ホルダーで対策し、フィルターを安全に保持しながら目的の光質を得られます。